ギリシャ神話のより「吟遊詩人オルフェウス」のお話しを作品化。
吟遊詩人で竪琴の名手・オルフェウスには、木の精霊エウリディケという恋人がいました。
しかしエウリディケは毒蛇に噛まれて死んでしまいます。オルフェウスは悲しみ嘆き、
恋人を取り戻しに冥界へ行くことを決心しました。
冥王ハーデスのもとにたどりついたオルフェウス。
エウリディケを地上に返して欲しいと願い出たオルフェウスに、
美しい竪琴の音色の虜となったハーデスは、条件付きでエウリディケを
地上に連れて戻ることを許しました。
その条件とはオルフェウスが地上までは決して振り向いてはいけないことでした。
喜んだオルフェウスは恋人とともに地上を目指しましたが、
ニンフ達の戯れに手を引いているのはエウリディケその人であるか不安に苛まれます。
オルフェウスは思わず後ろを振り向いてしまいました。
するとエウリディケは冥界に引き戻され、2人の仲は永遠に裂かれてしまうのでした。
振付・演出 富永 典子 作曲:栗田 妙子
2012年12月27日「日本バレエ協会・バレエクリスマス」にて公演