文豪ウィリアム・シェイクスピア原作の「じゃじゃ馬ならし」を
バレエと芝居とのコラボレーションで舞台化した作品。
~ストーリー~
商人バプティスタの長女カテリーナは極端に熱しやすい性格で、
誰もが手を焼くじゃじゃ馬むすめ。
対して妹のビアンカは、美しくて大人しい性格で、街中の人気者。
そんなビアンカには何人もの求婚者がいたが、バプティスタはカテリーナが
結婚するまではビアンカを結婚させないと宣言する。
ビアンカの求婚者達が結託し、ビアンカを自由に取り合いできるよう、
姉のカテリーナを結婚させてしまおうと画策する。
カテリーナの婚約者として白羽の矢を立てられたのはお金に目の無いペトルツィオ。
彼はカテリーナと結婚した際に持参金として手に入る広大な土地のことを
ビアンカの求婚者たちから聞かされ、乱暴者のカテリーナを口説き
、彼女の意志は無視して、結婚とその持参金を決めてしまう。
カテリーナは結婚を嫌がり、ペトルツィオを厭っていたが、不服ながらも夫婦生活を始める。
カテリーナを何とか馴らそうとするペトルツィオ、それに反抗するカテリーナ…
平行線に辿るかに見えた2人の関係だが、ペトルツィオと過ごす時間の中で
徐々にだがカテリーナに変化が現れはじめる…
時は流れ、ビアンカの結婚式にやってきたペトルツィオとカテリーナ。
カテリーナは思慮深く従順で、まるで別人の様…
ペトルツィオとカテリーナが傷つき気付き築いた愛情の物語の結末は…
2006年、2007年に公演。